こういう人におすすめ
とにかくお金が欲しいけど難しい本は読みたくない人、仕事へのモチベーションが下がっている人、人付き合いが苦手で仕事が上手くいかない人など
概要
考古学者の大場拓也は大学教授をクビになり考古学への熱意を失いかけていました。そんな時に友人からイラクのバビロンで「黄金の法則」が書かれているという粘土板の解読を依頼されます。
粘土板を書いたのは貧しい武器職人の息子バンシル。家族に楽をさせてあげたいバンシルはお金持ちになる方法を大富豪のアルカドに聞き、試行錯誤を積み重ねていきます。
目次
- プロローグ 金に動かされる現代人
- なぜ、同じように働いているのに、貧乏人と大金持ちがいるのか?
- 大富豪だけが知っている「黄金に愛される七つ道具」
- 価値があるのは金貨が入った袋か、知恵が詰まった袋か?
- 賢者の助言によって貯金が懸命に働き出す
- 「守るべきもの」があるから人は何度でも立ち上がれる
- 己の心は「奴隷」のものか「自由民」ものか
- はるか昔の借金返済記録が現代人を救う
- なぜ人は働くのか。それは金のためではなかった
- エピローグ 最後の黄金法則
重要なこと
- 収入の10分の1を貯金する。実現のため優先順位の低い欲望は諦める
- お金の扱いに秀でた人の助言には耳を傾ける
- 自分が理解していない商売、お金の防衛知識に深い人物が否定する商売に投資はしない
- 非現実的な利益を出そうとしない、甘い誘惑の言葉に乗らない、自信の未熟な経験を盲信しない
- 世界で最も裕福な8人が保有する資産は、世界で下から経済的に恵まれない36億人が保有する資産とほぼ同じ
- 賢明な投資先は外国株式のインデックスファンド。優良企業に分散して投資すること
- インデックスファンドは指標に沿って自動的に株を購入するもの。一度買ったら自動的にお金が働く
- メガバンクの定期預金は0.01%程度。1%の金利がつく商品は金融機関に存在しない
- 守りたいものを一つ持つことで自分を成長させてくれる礎となる。それさえあれば何度でも戦える
- 借金は心の弱さ。貸してくれた人に恩を返すことで人間に尊厳を与える
- お金持ちになることができないと思ったら、まずは開き直る。今やっている仕事を丁寧に懸命に取り組む
- 社会的なつながりを持つ人は、持たない人より、早期死亡リスクが50%低下傾向にある
まとめ
漫画主軸なのでコラムやまとめなどの活字はやや少なめ。漫画自体が面白く、お金の書籍ということを忘れるほどでした。特に借金取りのダバシアの話は熱量が高く、展開に引き込まれていきました。
お金系の書籍は色々と見ていきましたが、メインで言いたいことはどれも共通していると思いました。「お金を働かせる」「貯金をするよりリスクを抑えた分散投資をする」など。
今も昔も「お金の知識の深い人」に師事をするのが一番なのだと思いました。
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