こういう人におすすめ
ADHDのように大人の発達障害を持った人、部屋の掃除や洗濯などが出来ない人、課題に追われる大学生など、幅広い層におすすめです。
概要
大学教授の筆者は、自身も先延ばしをライフワークとしてきました。先延ばしを科学的に分析し「先延ばし方程式」を考案。先延ばしに関することを究明してきました。本書では学校や職場、私生活で利用できる実践的な対策を説明しています。
目次
- 先延ばし人間の実像
- 先延ばしの方程式
- サボる脳のメカニズム
- 現代社会は誘惑の巣窟
- 私たちが失うもの、悔むもの
- 企業と国家が払う代償
- 自身喪失と自信過剰の最適バランス
- やるべきことに価値を吹き込む
- 現在の衝動と未来のゴールを管理する
- さあ、先延ばしを克服しよう
重要なこと
- 先延ばし行動は(期待*価値)/(衝動性*遅れ)で表すことができる。例えば、課題の締め切りが遠い(遅れ)ほど、衝動性の高い人ほど、モチベーションが下がる=先延ばし。また、ご褒美がもらえる可能性(期待)が高いほど、質や量(価値)が良いほど、モチベーションが上がる
- 現代社会が進歩するにつれて、先延ばしにつながる誘惑が増えた。テレビ、ゲーム、SNSなど
- 先延ばしする人は成功できない人が多い。仕事の質、貯金、健康面など、様々なケースで代償を払うことになる
- 手強くとも、達成可能な目標を設定し、一つ一つクリアすることで、自信を高める
- 映画や書籍、身近な人の多くの成功体験談に触れて、モチベーションを上げる
- 理想の自分を具体的に想像し、現実とのギャップを認識。その差を埋める方法を模索する
- リスクを予測する。自身が先延ばしをするパターンを書き出しても良い
- 課題や困難に対して、ゲーム感覚、目的意識を持つ
- 睡眠や空腹など、自身のエネルギー貯蔵庫を把握する
- 課題に対して、自分なりのご褒美を作る
- 自分にとっての、誘惑は何かを洗い出す
まとめ
先延ばしをすることでどのように人が堕ちていくかを実例を基に書かれているので、良い意味で危機感や焦燥感を煽られる本になっています。悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。
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