こういう人におすすめ
決算書を読もうとして挫折した人
企業分析したい投資家
会社で経営企画担当、管理職などのポジションの人
概要
著者はTwitterで会計クイズを行なっている「大手町のランダムウォーカー」さん。「日本人全員が財務諸表を読める世界を創る」を合言葉にしています。
アマゾンやイオン、セブンイレブンなど様々な企業の決算書をクイズとして出すことで、「楽しく決算書を読めるようになること」を主眼にした内容となっています
目次
- 決算書の全体像って?
- 貸借対照表(B/S)ってどんなもの?
- 損益計算書(P/L)ってどんなもの?
- キャッシュフロー計算書(C/L)ってどんなもの?
- B/S+P/Lの複合問題に挑め!
- おわりに
重要なこと
- 貸借対照表(B/S)は会社の財産の状態、資金調達と運用状況を表す
- B/Sは資産、負債、純資産の3つから構成
- 資産は将来、企業に資金をもたらす項目
- 負債は将来、企業が返済を行う必要のある債務などの項目
- 純資産は返済が不要なお金や過去の利益累計額
- 流動は短期、固定は長期
- 損益計算書(P/L)は経営成績、利益獲得するためにどのようなことをしたかを表す
- P/Lは収益、費用、利益の3つから構成
- 売上総利益は売上高から原価を引いたもの
- 営業利益は売上総利益から販管費(広告費や従業員の給与など)を引いたもの
- 経常利益は営業利益に営業外収益を加算、営業外費用を引いたもの
- 税引前当期純利益は経常利益から特別損益(火災損失や事業売却など)を加算、引いたもの
- 当期純利益は税引前当期純利益から法人税などの税金コストを引いたもの
- キャッシュフロー計算書(C/S)は現金預金の動きを見ることができる
- 営業活動、投資活動、財務活動の3つがある
- 営業活動は本業の事業でどれくらいの現金預金が動いたか
- 投資活動は固定資産や株式などの投資でどれくらいの現金預金が動いたか
- 財務活動は借り入れや株式発行などの資金調達でどれくらいの現金預金が動いたか
まとめ
会計を学びたいと思い、この書籍に辿り着きました。いくつか他の初心者向けの会計本を読んだりもしたのですが、単語の意味も数値の意味も理解できないまま、全く頭に入らず・・・。
この書籍はキャラクターと一緒にクイズ形式で実際の数値を元に考えていくものなので集中して思考することができ、スッと内容が頭に入ってきました。
実践編もあるみたいなのでそちらも読み進めたいです。
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